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2020.04.01

歯科・口腔からはじめるアンチエイジング Vol.2後編

 

   

 

 ①ストレス解消         

  ・幸せホルモンのセロトニン効果    

 

 ③自律神経安定          

  ・副交感神経優位によるリラックス効果   

 

 ③睡眠の質をたかめる       

  ・セロトニン効果   

 

 ④プラス思考           

  ・ドーパミン効果、エンドルフィン効果    

 

 ⑤免疫力を高める

  ・NK細胞、B細胞の活性化→流行性ウイルス疾患の予防に効果あり

 

 ⑥アレルギー改善

  ・IgE抗体の過剰活性を減少化

 

 ⑦アンチエイジング効果

 

 ⑧人間関係調和効果

  ・スマイルパンデミック・仏教での布施(人のために与える行い)のひとつに顔施設というものがある→犯罪の減少など  

 

 

 さてその中でも、免疫力を高めるということについてフォーカスしてみましょう。免疫力を高める方法については、

栄養療法や睡眠時間の確保、適度な運動習慣などがありますが、笑いの身体に対する効能ということで、興味深い報告があります。

3時間、喜劇などで大いに笑うという体験をさせて免役システムの主役の一つであるNK細胞活性化かがなされるという研究報告があります。

その細胞活性化速度はがん治療に免疫療法薬よる上昇速度よりはるかに速い活性化速度で研究対象の約8割の人が、

直前の値より 最低10%から最高60%の活性化上昇、基準値以下は0という結果であったそうです。

昨今の大きな問題である新型肺炎などのウイルス性疾患予防にも、免役力を高めておくことは大変重要ですので、屈託なく笑う環境や時間を自分から作り出していくことを意識してみてください。

 

 

 NK細胞 (ナチュラルキラー細胞) 

・体内にばい菌・ウイルスが侵入、またはがんができたときに、ウイルスに感染した細胞や一部のがん細胞を見つけ攻撃するリンパ球の一種です。ただちに攻撃・排除する様子から「生まれながらの殺し屋(ナチュラルキラー)」と名付けられています。良質な睡眠・腸内環境を整えることも、N K細胞の活性化につながると言われています。

 

 

 

 

 

「笑顔が花開く」と、冒頭に申しました。つぼみが花開くとき、その植物の生命活 動のなかで、一番エネルギーを使うそうです。意識して笑顔を作るのも、やはり相当の努力が必要なのも一緒かもしれませんね。 笑顔になれない理由の悩みをひとつずつ解消するにもエネルギーがいりますし、 そこはこれから、と置いといて、まずは、エイッと、スマイルをつくってみるのもエネルギーが要る。

花開くとき植物は体力を消耗するけどその結果、世界に美とそれを愛でる人々の幸福を呼ぶのと同じように、ぎこちない笑顔でも意識して笑顔の生活 を続けていく過程に健康と幸福の連鎖が始まると思います。 アンチエイジング医学は、ただただ健康を測る検査の数値が正常であることだ けではなく、健康で自立度の高い生涯に貢献することです。笑顔のアンチエイジン グ効果を意識して、新年度のスタートを幸先の良いものにしてまいりましょう。 

 

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