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2022.06.10

歯科・口腔からはじめるアンチエイジング Vol .11

 

 

 

 

 

 

 ここで言う「正しい」とは、「美味しく食べられて、健康な咀嚼機能と消化機能が行える」ということです。

 

 世界的な新型コロナ感染症蔓延予防のために、2020年よりいろいろな対策がそれぞれの国家レベルで余儀なく持続されています。成果を期待して行なっているそれらの対策によってそれまでとは大きく変化した生活習慣に「食事の携帯」があります。

学校では、向き合うことなく同方向を向いて寡黙に食べる給食。シールドが備えられたテーブルは必須の外食はもとより、家庭内でもなるべく離れて自由闊達な会話は控える、など、食事が語らいと交流の場にはなりにくくなっています。

 そのなかで気になってきたことの大きな一つが「食事の時の姿勢と食べ物の噛みかた」です。心身の健康や社会的健康の観点では悪い評価をされる「孤食」も、飛沫感染予防を勧める意味では、今はどちらかというと推奨されています。

 

 

 

 

 このような食事の携帯の変化により、会話のない食事での孤食(個食)では、スマホやパソコンをいじりながらや、猫背で、下を向いて、あまり噛まずに早食いしてしまう、などという場面も増えてきているのではないでしょうか。

 スマホ首と言われる、「ストレートネック症候群」は、首・肩の凝り、痛み、頭痛などの症状をひき起こしますが、咀嚼不全、消化不良にもつながります。なぜなら、首や肩の筋肉は咀嚼や飲み込みに関与する顎周りの筋肉とも密接に関係しているからです。食べるときの筋肉群の緊張や左右のバランスの崩れによって、下を向く姿勢で唾液腺が圧迫され唾液が出にくくなり、噛み合わせの位置がずれたり偏ったりして顎関節の不調をもひき起こす、という負の流れになりがちです。

 そこで、このように変化した食事習慣を逆手にとって、食べることに集中できる環境であるということに着目して正しい姿勢で食べることを意識してみましょう。

 

 

 

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