「みんなちがって、みんないい」という理念をもとに
「来るのが楽しい」と思ってもらえる施設
児童発達支援・放課後等デイサービス MAMENOKI.の代表 新井さんにお話しをお伺いしました。
●放課後等デイサービスを始めようと思われたきっかけを教えてください。
娘を預ける放課後等デイサービスを探していましたが、思うような施設がなかなか見つからず、それなら自分で施設を作ろうと思い、今年6月にMAMENOKI.を開設しました。
●施設の特色を教えてください。
子どもの個性を尊重し、寄り添いながら丁寧な支援をしていきたいと考え、なるべく一人の支援員に対して、少人数のお子さんが丁寧に関われるようにしています。
また、MAMENOKI.は「みんなちがって、みんないい」という理念のもと支援をしています。子どもたち一人ひとりの個性や思いを尊重し、その子に応じた対応や声かけを心がけています。
例えば、宿題が負担になっていた子には、まず本人の思いを聞いて、その思いを保護者の方と相談し、一先ず施設では宿題をすることをやめて、「施設に来るのが楽しい」と思ってもらうことを優先する対応をとりました。
大きなお部屋を用意しているので、みんなでだるまさんがころんだなどの集団遊びもできます。パニックになってしまって、クールダウンが必要な場合にも個室があるので、そちらを利用して静かな空間で支援員と二人で自分の思いを話すことで、気持ちを切り替えてもらったりしています。
午前中は児童発達支援を行なっています。指導員と一対一で、絵合わせカードや文字遊びや数遊び、身体を動かす活動や絵本など、その子の発達課題や興味に合わせて支援内容を考えています。
●1日の流れを教えてください。
平日は、学校から施設に来ると、荷物をロッカーに片付けて、自分でおやつを食べるのか宿題をするのかを決めてもらいます。
その後の自由時間ではお絵かきや本を読んだり過ごすのですが、おもちゃを使って遊びたい場合は、ホワイトボードに貼ってあるおもちゃの写真から、自分が遊びたいものを選んでもらっています。
写真を見ることで、どんなおもちゃかをイメージしやすく、また選んだ写真をスタッフに渡しておもちゃを出してもらうというコミュニケーションの訓練にも繋がっています。遊び終えたおもちゃは、自分でしっかりと片付けてもらうことも習慣づけをしています。
個人でブロックやお絵描きなどをする子もいれば、集団で遊びたい時には、「だるまさんがころんだをする人」と他の子を誘って集団遊びが始まることがあります。こんな風に遊びの中から、他の子との関わりやルールを守ることや、自分の気持ちを言葉にして伝えることを自然に学ぶことができる環境になっています。
土曜日や長期休暇は、平日より早めの13時から送迎を開始します。施設到着後は宿題をしたり、おやつを食べたあと自分のしたい遊びをします。今後は、季節に応じた楽しいイベントなども行っていきたいと思います。
<取材協力>
児童発達支援・放課後等デイサービス MAMENOKI.
〒514-0114 津市一身田町374-3
TEL.059-261-7595
【営業時間】
火~土9:00〜12:00、13:00〜17:00 (児発・放デイ混合提供)
【対象】
未就学児~18才
【送迎エリア】
施設より車で30分程度(応相談)
【定員】
10名