様々な障がいをもつお子さまに
それぞれの施設で特化した支援を行う
児童発達支援/放課後等デイサービス 寺子屋オレンジキッズの管理者及び代表取締役の後藤美佳さんにお話しをお伺いしました。
●放課後等デイサービスを始めようと思われたきっかけを教えてください。
以前より肢体不自由の方の車椅子や座位保持装置、意思伝達装置などの販売をしています。その中で、法改正により新しくスタートした放課後等デイサービスや児童発達支援の必要性の声を、保護者の方からたくさん頂き、設立を決めました。
2014年に開設した「寺子屋オレンジキッズ」では、取引先のメーカーより多様な感覚統合器具を取り入れ、様々な障害をもつお子さまが一緒に活動していました。
2018年には障害種別を分け、身体障害のお子さまを対象とした「寺子屋アップルキッズ」を開設しました。
●施設の特色を教えてください。
「寺子屋オレンジキッズ」では、基本的に感覚統合をベースにそれぞれのお子さまに応じた個別・小集団プログラムにて支援を提供しています。
放課後等デイサービスでは、一定期間の区切りをつけて担当者を決め訓練を行っています。土曜日や長期休暇には、お弁当を持って外出したり、作業所や障害者施設などを訪問して見学・体験をさせて頂いたりしています。色々な経験を増やすことで適応能力を高めることに繋げていけたらと考えています。(但しコロナ禍により近年は制限しています)
「寺子屋アップルキッズ」では、肢体不自由のお子さまを中心に支援を提供しています。車椅子や訓練器具なども備え、歩行訓練や立位訓練、日常生活動作における身体機能の訓練などを行っています。お家にいるような空間の中で、車椅子でも過ごしやすいように広々と使用できるトイレや車椅子用のエレベーターも設備しています。また、看護師が常駐しているため、医療的ケアが必要なお子さまにも安心してご利用していただく事が可能です。
どちらの施設においても、保護者の方との面談や会議などを出来る限り行い、ご家庭との連携を図っていくことも心掛けています。
●放課後等デイサービスを運営するにあたってのやりがいを教えてください。
まずは子どもたちの元気な姿を毎日見れること、それが一番の力の源になっています。そして、日々多角的な視点での療育を悩み考えている、そんな真っ直ぐな想いを共有できるスタッフたちに囲まれていることは何より支えとなります。スタッフたちは研修や勉強会、ミーティングなどを重ね、常にスキルアップを心掛けてお子さまたちと向き合っています。
卒業して社会に出るとき、ほんの少しでも行ってきたことが、種となり芽となることが私たちの願いです。
●放課後等デイサービスの1日の流れを教えてください。
●平 日
下校時間に合わせ各学校へお迎え
→ 訓練等(宿題など含む)
→ おやつ
→ 16:50 帰りの会
→ 17:00 送迎開始
●土曜日
9:00より順に自宅等へのお迎え
→ 10:00ごろ施設到着
→ 訓練等
→ 11:30 昼食
→ 訓練等・おやつ
→ 15:00 送迎開始
●長期休暇
9:00より順に自宅等へのお迎え
→ 10:00 ごろ施設到着
→ 午前 施設外での支援(体育館・野外活動センター・公園など)
→ 12:00すぎ 施設へ戻り昼食
→ 訓練等・おやつ
→ 16:00 送迎開始
寺子屋オレンジキッズ
・おやつはコロナ禍により状況に応じてなくしています
・1日外出する場合は異なります。
寺子屋アップルキッズ
・基本的に施設にて過ごします。(1日外出する機会も設けています)
・おやつは提供していません。
・1時間程度の訓練のみでのご利用も可能です。
<取材協力>
寺子屋オレンジキッズ
〒514-0064 津市長岡町82番地1
TEL.059-221-5122
【サービス提供時間】
《児童発達》平日8:30~14:30 土9:30~15:30(年長のみ)
《放課後ディ》平日11:30~17:30 土9:30~15:30、長期休暇10:00~16:00
【対象】
《児童発達》未就学児
《放課後ディ》小学生~高校生
【送迎エリア】
有 ご相談に応じます
【定員】
各10名(児童発達支援/放課後等デイサービス)
寺子屋アップルキッズ
〒514−0064 津市長岡町番地109番地2
TEL.059-253-8225
【サービス提供時間】
平日 11:30~17:30
土 9:30~15:30
長期休暇 10:00~16:00
【対象】
未就学児~高校生
【送迎エリア】
有 ご相談に応じます
【定員】
10名(放課後等デイサービス・児童発達支援合わせて)