ひとりひとりに合った「はたらく」をみつける 第5回
株式会社JMS 代表取締役 三村 作典 さん
まず、一歩を踏み出す
ジョブステーション松阪のような就労移行支援事業所を利用するためには必要なものがあります。
それは医師の意見書と障害者手帳です。
これらを受けることが、大きなハードルで実際にショックを受ける方もたくさんいらっしゃいます。
しかし私は、「このままずるずると現状を続けるのか、または将来のために踏ん切りをつけて新たなステップに進まれるのかの判断が必要」だと思うのです。
今まで多くの利用者様を見てきましたが、後回しにしてしまうほど一生の内の働く時間がどんどん短くなってしまいます。特に引きこもりの方は引きこもりが始まった時点で環境や考え方がストップしてしまっている方も多いです。40代より30代、30代より20代という風に、できるだけ早い段階で動いてもらうのが、何よりおすすめです。子どものことを思い、将来について向き合っていただき、障害者や病気をあった上でこれからどうしていくのか、どう変わっていくのかが重要だと思います。
就労を目指す場合、個人で頑張ってチャレンジしても上手くいかない方もたくさんいらっしゃいます。
例えば企業の求人には、一般枠と障害者枠がありますが、障害者手帳を持っていないと障害者枠に応募することができません。そのためにもまずは医師や行政機関に相談が必要です。また仕事をすることに慣れるためには、うちのような就労移行支援事業所で訓練を受けることが効果的です。このように、ご家族・企業・行政・支援機構の全ての支援があることで、就職またその後就労の継続が実現できるのかは大きく変わります。
助けてくれる機関はたくさんあります。うちに問い合わせいただいた方や利用してもらっている方に対しては全力でサポートさせていただきます。しかし、まずは相談してみる、受診してみるというような一歩を踏み出していただかない限り、状況は変わりません。
少し厳しいことを言いますが、与えられるのを待っているだけという方は多いです。助けてほしいときは、待っていたら周りの人が手を出してくれるものだと思ったことはありませんか?各種機関では、十分な支援ができるように日々努められています。しかし自ら動かないと、一歩が始まっていきません。勇気を出してその一歩を出してもらえるのをお待ちしております。
【相談募集中!】
就労移行支援・福祉に関する相談を幅広く受け付けます!巻末のアンケート、ハガキ、メールなど何でもOK!お待ちしてます!
Mail:info@mie-seikatu.com
就労移行支援事業所
ジョブステーションマツサカ
TEL:0598–23–1571
〒515–0084 松阪市日野町12番地ベルタウン内
併設:日中一時支援、放課後等デイサービス(ベルカレッジ)