まずは、かかりつけ医としての役目を
全うできるよう頑張りたい
今回の夢追人
竹内 俊文 院 長
2021年5月に、津市久居に開院された、たけうち内科クリニックの竹内院長にお話を伺いました。
ー医師を目指されたきっかけを教えてください。
両親がともに、病院で働いていたこともあり小さな頃から医療が身近な存在でした。自分自身、子供の頃はアレルギー性鼻炎を持っていたため病院によく出入りしていましたし、自分も医療関係を目指すようになったのはごく自然でした。
その中でも医師を志し、手を動かすことが好きだったため手技が高められる消化器内科を先行しました。
カメラ検査は辛いと思われることが多いですが、技術次第では苦痛を軽減することができるため、できるだけ負担の少ないカメラ検査につとめることにやりがいを感じています。
ー開業されたきっかけを教えてください。
もともとは、そんなにすぐに開業を考えていたわけではありませんでした。しかし、開業の1年ほど前に自身に病気が見つかり、手術をしたことがきっかけで地域医療に関心が湧きました。またそのタイミングで、以前にこの場所でクリニックをされていた先生から「開業してみないか」というお声をいただきました。
閉院されてから地域の患者様が困っているという話も伺い、それなら自分が開業して役に立とうと思い、踏み切りました。開業されている先生は、50〜60代の方が多いと思うのですが、私はまだ30代後半なのでこの辺りでも一番若いほうかと思います。しかし総合病院でいうと、ちょうど知識や経験も積んできて充実した中堅に近い世代なんです。そういう年齢で地域の患者様と関わることで、何か地域に貢献できることがあるのではとも考えています。以前のクリニックへ通院されていた患者様からは、「またクリニックができてよかった」と喜んでもらえているので、開業してよかったなと思いますね。
ークリニックの特徴を教えてください。
僕自身が消化器専門医ということもあるので、やはり胃カメラ・大腸カメラ検査には力を入れています。
例えばピロリ菌は30〜40代で見られなかった場合は、それが一生続くとも言われています。
何か不調があってから50代で見つかるよりは、若いうちに検査をして、対処した方がずっといいと思いませんか?怖い・辛いから検査を避けている方も多いと思いますが、できるだけ負担の少ないカメラ検査に努めていますので、検診で異常があった方はもちろん、一度も検査をしたことがないという方はぜひご相談ください。
ーこれからの目標を教えてください。
高齢化社会が進み、がんの患者様も増えています。
終末期を過ごす場所として自宅を選択された場合は、往診は必要不可欠です。まだ実現できていないのですが、地域の患者様を診るためにもいつかは往診や訪問診療も行いたいと考えています。
まずは「相談ができる」「窓口となり必要な場合は適切な機関へ紹介する」などかかりつけ医としての役目を全うできるよう、頑張っていきます。
たけうち内科クリニック
〒514-1113 津市久居野村町872-2
☎︎059-264-7920