三重県レクリエーション協会について知ってみよう!
「レクリエーション」と聞くと、みなさんはどんなイメージをされますか?
学校で行われるレクリエーション活動、デイサービスでの日々の支援などさまざまかと思います。
全てレクリエーションの1つですし、そのほかにも内容は多岐にあふれています。
楽しく過ごし、心身の健康を目指し活動されている三重県レクリエーション協会さんにお話を伺いました。
三重県レクレーション協会とは?
レクリエーションの普及振興をとおして、県民の心身の健康づくりや豊かな社会生活づくりを目指す団体です。
人々の温かなつながりを大切にしています。
レクリエーションの主旨(目的)を「心を元気にすること」とし、ゲームや歌、スポーツなどのレクリエーション活動を用いた子どもから高齢者までの元気づくりや仲間づくり、家族や仲間で参加できるイベント行事の実施などをしています。
レクリエーション活動を用いて人と人とのコミュニケーションを無理なく促進させながら、人々の〝楽しい〟〝心地よい〟を引き出していくスキルを持った『レクリエーション・インストラクター』ほか日本レクリエーション協会公認の指導者会員(県内約800人)と、市町レクリエーション協会や種目団体、領域団体、学校など38の加盟団体で構成されています。
時代の変化に寄り添った活動内容
三重県レクリエーション協会は、令和元年で50周年を迎えました。公益団体として、時代のニーズに合った活動を続けています。超高齢社会の現代では、健康寿命の延伸が注目されていますが、レクリエーション協会でも、介護予防や残存機能を維持向上させることを目的としたレクリエーション活動(ゲームや体操など)で貢献しています。
また、コロナ禍では、自宅で楽しめる「60秒チャレンジ」や「タクスポ」を考案してキャンペーンなどの実施で広めたり、屋外での活動を多く実施したりと、多様化するニーズに対応しています。
これからはウィズコロナの時代を見据えた支援を検討しています。
人と人との関係性を構築するレクリエーション
レクリエーション支援では、アイスブレーキングやホスピタリティといったコミュニケーションをとおして心の元気づくりを進めています。心が元気になることで、やってみよう!と思える挑戦意欲や自己効力感を高めることができます。
「マズローの欲求説」は有名ですが、所属の欲求や承認の欲求、自己実現の欲求は良好な関係のなかで満たされるものです。レクリエーション支援のなかでも、役割を持つ、人の役に立つ、応援したりされたりする、ということを意識しています。
レクリエーション支援の活用場面
レクリエーション支援は、人々の〝楽しい〟を引き出しながら効果を生む支援です。
主体は対象者。主体的な参加を最も大切にします。遊びからの価値を引き出すレクリエーション支援は、福祉現場では、引きこもり予防や認知症予防、フレイル予防、QOLの向上などに向けた支援をしています。そのほか、幼稚園や小学校での仲間づくりの場面や、地域のつながりづくり、企業研修など、レクリエーションが果たす役割は大きいと考えています。「楽しくなければレクリエーションではない、楽しいだけではレクリエーションではない」をモットーに、目的を持って支援することを大切にしています。
現在の課題・目標
レクリエーション・インストラクターほか、日本レクリエーション協会の公認指導者は、高いコミュニケーションスキルを武器にしています。これを発揮して多くの指導者がさまざまな現場で活躍していきます。どなたでもご参加していただけるレクリエーション支援セミナーは年間をとおして実施しています。
また、レクリエーション・インストラクター資格も毎年妖精していますので、ご興味があるかたはぜひお申し込みください。
詳しくはホームページでご確認ください。
【取材協力】
一般社団法人 三重県レクリエーション協会
514-0002 津市島崎町3−1 三重県島崎会館内
TEL 059−246−9800
HP https://mie-rec.net/